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なほになほなほ

2018/04/28 22:04
ショック。

浄瑠璃の人間国宝、七世 竹本住大夫(すみたゆう)師匠の訃報に触れ、心が折れている。

大ファンだった。凄い方だった。

今も2〜3ヶ月に一度は国立劇場で文楽を見ているけれど、昔と違い、今は、人形よりも浄瑠璃に心惹かれる。だからいつも座席は上手寄り。けれど、師匠が姿を見せなくなられてからは浄瑠璃の世界で、(私にとって)この方、という人がいらっしゃらなくて、前より心が躍らなくなっていたのは、たしか。

一度体調を崩されたけれど、リハビリで立ち直られ舞台に復帰された師匠。

が、それから暫くしてご自身に「これではみっともない」と厳しい自己評価をされ、ご自身に見切りをつけられ、引退され、弟子の方たちの指導に重きをおいていらした。

ああいう澁みというか、味わい深い方は、ほかにはなかなか…。

もちろん皆さん一生懸命なのだけれど、得も言われぬ味わいというものがナカナカ…。


東京公演の時には、いつも、お食事会があり、奥様共々、ユーモアあふれるお話をしてくださった。

サインをいただいたご著書「なほになほなほ」。

生涯の友でいらした(当時の)奈良、薬師寺の管長・高田好胤さんから、師匠が平成元年に人間国宝になられた時に贈られた言葉、

― 奥深き 語りの技を ただただに

 磨ききたりて なほになほなほ ―

ここから、本のタイトルがつけられたという。

きょうは改めてゆっくりとこのご本を拝読し、静かに偲びたいと…。

師匠、竹本住大夫師匠、本当におつかれさまでした。

そして、たくさんの心に沁みる舞台をありがとうございました。


     どうか安らかにおやすみください。

        心よりご冥福をお祈り申し上げます。













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